表現の自由を守る

■法や条例の濫用の監視

ー「刑法175条」運用監視・長期的に改正

  • 出版社、クリエーターへの警察等による不当な介入が無いように監視。「わいせつ」の定義見直しなど。
  • 見直しは一朝一夕では無いが、社会的な合意を得られるよう長期的な運動を続ける。

ー「侮辱罪・名誉毀損罪」運用監視

  • 前期国会で厳罰化が可決された、「侮辱」の定義、適用範囲に課題が残る。
  • 法定刑の引き上げによって、警察による捜査範囲が拡大する。濫用されないよう、今まで以上に厳しい監視が必要。
  • 野党の提案によって、「3年後の検証」が組み込まれた。実効性を持たせるよう働く。
  • 萎縮効果の低減に向けた情報発信も必要。

ー「不健全図書制度」「有害図書」運用監視・長期的に改正

  • 制度開始から50年余りがたち、各地域の有害図書制度、不健全図書制度(東京都)が不当に運用されないよう各地の地方議員とも連携した運動を展開。
  • 特に東京都の不健全図書制度は全国に影響を与えるため、運用改善についても引き続き注力していく。
  • 「不健全図書」「有害図書」名称の見直し

■法による表現規制強化を防ぐ

ー「非実在児童ポルノ」反対

  • 実在の被害者がいる所謂「児童ポルノ」については根絶に向けた更なる取り組みが必要
  • 一方で実在の被害者がいない所謂「非実在児童児童ポルノ」に対する規制は反対。
  • 「〇〇が影響を与え犯罪を引き起こす」〇〇原因論には万全な科学的根拠を求める。

ー「著作権非親告罪化」反対

  • 2次創作文化を破壊しかねない著作権の非親告罪化については反対。
  • 海賊版対策は推進。

ー「青少年健全育成基本法」慎重な議論を

  • 過去5回国会に提出された青少年健全育成基本法には慎重な議論を求める。
  • 特に青少年保護を目的とした創作分野における表現規制拡大については反対。
  • 困難を抱えた青少年たちの相談窓口の強化、貧困対策など実効性のある取り組みを進める。


■グローバル表現規制を防ぐ

ー「デジタルプラットフォーマー」「クレジットカード会社」による表現規制の動向把握、注意喚起、働きかけ

  • 今や実質的に表現の基準を決めているのはGAFAをはじめとするプラットフォーマー。
  • シームレスに表現の幅が狭められないように、その動向を注視し、問題点について周知。具体的事案について省庁、関係機関を通じた働きかけも行う。

ー「国連勧告」等の慎重な検証

  • 国連をはじめとする国際機関による働きかけによって表現規制が始まることも多い。
  • 特に創作分野においては、日本独自の文化や歴史的経緯、社会通念との齟齬が起きないよう慎重に検証した上での受け止めを行っていく。
    →創作表現の自由については海外の仲間とともに世界的な理解を深めていく。

■ゲーム文化を守る

ー「ゲーム時間制限」反対

  • 香川県のゲーム依存症対策条例を始めとする十分な科学的根拠に基づかない法律、条例には反対、国のゲーム依存症対策会議の様子も詳しく伝えていく。
  • 本当に治療が必要な依存症患者には治療の支援を拡充していく。

ー「オンラインゲームを通じた犯罪」 防止

  • 年齢の垣根を越えることが多いオンラインゲームを通じたコミュニケーションが青少年を巻き込む犯罪の温床になるケースがある。
  • 運営側に安全性の確保を求めるとともに、相談体制の強化を行いトラブル抑止していく。

ー「ガチャ課金問題」からの青少年保護

  • オンラインゲームの課金システム、特に所謂「ガチャ」は、時に青少年による課金トラブルに結びつくケースもある。また、優良誤認広告、有利誤認広告の是正が追いついていない。
  • 本人確認の強化や、景品表示法の遵守が行われるよう関連省庁へ働きかけを行っていく。

■コンテンツ文化の国際競争力強化

ー「海賊版対策」適正なコンテンツ文化の発展

  • 漫画村をはじめとする違法アップロードサイトや、ファスト映画投稿など、著作権侵害でコンテンツ文化に対して多大な経済的損害が生じている。
  • その是正と正規ルートの拡充を奨励することで、コンテンツ文化発展へと繋げる。

ークリエイターの待遇改善

  • 低賃金、長時間労働、賃金未払いなどの是正に向けた下請法の周知と「下請法」遵守徹底。
  • 仮にインボイス制度が導入されたとしても、下請け事業者が不当な値下げを強要されないよう対策を講じていく。

ー「メディア芸術」への支援策強化

  • 新しい文化である、マンガ、アニメ、ゲームをはじめとするメディア芸術の更なる発展を目指したがグローバル展開、人材育成の支援を行っていく。
  • 既存の文化振興施策において、これらのメディア芸術が念頭に置かれていないケースも。そのアップデートを行っていく。

インボイス制度に歯止めを

■この選挙で施行開始の是非を問う

2023年10月から導入が予定されているインボイス制度は、年間売り上げ1千万円以下のフリーランスはもちろん、企業に対しても、大きな負担となります。制度導入のきっかけとなった軽減税率についても反対の立場です。このまま制度開始に歯止めをかけるために、第一のテーマとして取り組みます

バランスの取れた「ジェンダー平等」

■「ジェンダー平等との融和」

ジェンダー平等社会は社会全体の重要な課題です。一方で、創作の世界でもそれに付随するポリティカルコレクトネスが求められるようになり、表現の幅が狭まっていくことに対する危惧の声もあります。男女の雇用機会や賃金の格差是正、性犯罪の防止等を進めるとともに、創作分野における表現には特に科学的根拠に基づいた慎重な議論が行われるように働きます。

イベント産業支援のアップデート

■コロナ禍での文化支援

2020年12月から始まった新型コロナウイルス禍で「マンガ・アニメ・ゲーム等コンテンツ文化のゆりかご」と言われる同人誌即売会をはじめとする多くのイベント産業の窮状を目の当たりにし、東京ビッグサイトの会場費問題や、文化芸術を支える施策を都議会で打ち出してきました。復興はまだ道半ばです。今後は国の施策を動かしていきます。

その他の政策

  • 減税 / 5%への消費減税
  • 情報公開 / 国会議員全員の文通費の使途公開
  • 多様性 / 選択的夫婦別姓・同性婚の実現
  • ロスジェネ対策 / 職業能力訓練・就職機会の充実
  • 若者支援 / 給付型奨学金の実現
  • デジタル教育推進 / プログラミング教育のさらなる充実
  • 古い車(13年・18年超車)への重量税・自動車税の負担増軽減
  • 少子化対策 / 出産育児一時金増額
  • HPVワクチン接種加速 / 積極的な情報提供