これまでとこれから

私が初めて東京都議会議員選挙に当選したのは26歳。

学生時代をアメリカで過ごした私は外資系企業に就職し、日本の政治については「自民党って何?」というところからのスタートでした。今では恥ずかしくなるくらい、政治行政の仕組みについて無知でしたが、それゆえに都議会の中では、オトナの議員がやらないような無茶も、行政の都合お構い無しで、沢山できたように思います。

かつて都議会で行政改革を第一の政策に掲げ、暗黙のタブーであったオリンピック利権などにも切り込み挑戦を続けましたが、都議会・都庁の岩盤はあまりにも巨大かつ堅固なもの。無念ながら、風穴を空けるまでには至りませんでした。ひとりだけではなく、ともに戦う同志を新たに集めることも試みましたが、自分も含め30名以上が落選する都政史上稀に見る大敗を喫し、一時は全てをあきらめかけたこともありました。

13年前と比べてSNSやネットなどのテクノロジーは急速に発達しました。様々な政治の問題に対して、現代においてインターネットの力を使って皆さんと力を合わせれば、たとえ議席の数が少なくとも大きな影響を与えられるということを日々実感しています。
 
もちろん、第一にその訴えが多くの皆さんと共有できるものではなくてはいけませんし、その輪を広げていくことも簡単なことではありません。しかし今、かつては密室で消えてきた声が確かに響くよう時代は変わったということを私は確信しています。

表現の自由を守る

これまでは10年前の青少年健全育成条例改正問題を皮切りに都議会レベルでの「表現の自由」問題にも取り組んできましたが、台風などの自然災害やコロナ禍でのイベント開催の問題に相対する中で、日本の誇るべきコンテンツ文化を引き続き育んでいくためには、国の進める政策や法整備をより実情に沿ったものにしていかなくてはならないと強く感じてきました。今まで以上に専門的に研鑽を積み、この国のために役立たせていきたいと考えています。

石原都政下の青少年健全育成条例改正問題に代表されるような、全国に波及しうる表現規制を防いでいく。また、日本が世界に誇るコンテンツ文化振興政策を首都東京から進めていきます。

この限られた情報と文面の中で、果たして私の思いをどれだけお伝えできたのか、心細くも思っていますが、同じ問題意識を共有いただいている皆様には、これからも私の活動を背後からチェック頂くと共に、時に後押し頂ければ誠にありがたく存じます。

挑戦

私が初めて政治に参画したのはちょうど13年前。自身が子どもの頃から続いてきたかつて「失われた10年」と呼ばれた日本の停滞に歯止めをかけたいというところから始まりました。

失われた10年が20年となり30年を見据えるに至って、もはやその言葉自体も風化しつつありますが、停滞に歯止めがかかるどころか、このコロナ禍によって戦後かつてない程の危機を迎えています。

多様な価値観や生き方を認め合える日本にしたい。好きなことを表現できる自由な社会にしたい。誰もが活躍でき、安心できる社会保障、持続可能な経済へ。

この未曾有の国難にあって、もう一度政権交代をして、行き先を見失っている日本を変えることに挑戦したい。再び挑戦者として立ち上がり、政治活動を行っていきます。